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【英語学習法】ヘミングウェイで学ぶ英文法

こんにちは!のんです!

 

少し前に購入して、仕事前や休日にちょこちょこ進めていた『ヘミングウェイで学ぶ英文法』。

レビューしたいと思います!

 

 

私の場合、英文法を強化したいというのが根底にあって

マーフィーのケンブリッジ英文法や、でる1000などいろんなテキストで勉強をしてきました。

 

でも、問題を解いて、答え合わせをして、解説を読んで・・・と

一通りやってもなかなか頭に入らなかったり、いまいち理解が足りなかったり。

 

参考書ジプシーに陥ってたんですが、説得力のある方からおすすめされて

ちょっと高いな・・・と思いながらも購入し、やってみたらとても面白い!

 

タイトル通り、ヘミングウェイの短編小説を、文法解説しながら読み解く本なんですが 

左ページに原文(文に番号が振ってあります)、右ページにのasはどんな役割?など問題が書いてあります。

この問題が絶妙で笑。

なんとなくは分かるんだけど、人に説明しようと思うと言葉が曖昧になってしまって、いかに自分がきちんと理解してないかを思い知らされます笑。

 

小説と聞くと、難しそうなイメージが湧きますが

ヘミングウェイの小説は、ほぼ中学生で習うような基本的な単語で構成されています。

シンプルな語彙しかないのに、登場人物の感情の揺れや、風景が細かく表現されているところがすごい・・・

 

ただ読むのと、この本を読んで咀嚼してから読むのとでは理解度がまるで違うなと感じました。

 

文の構造をしっかり理解して、一つ一つ理論的に学びたい人にはおすすめですが

雰囲気で意味だけ理解できればいいって人には向いてないです・・・

 

英文法だけではなく、作品全体を見たときの単語の使い方や対比、強調の仕方など作者のテクニックにも触れていて、感心しながら読み進めてます。

 

やはり英語は奥が深いですね・・・

 

昔はたかが a だと思ってたものが、今では訳すヒントを与えてくれる重要な a になりました。(翻訳教室を同時にやってるせいもあって、よりひしひし感じます。)

作者の意図を少しもこぼさずに伝えることができるようになるには、どこに着目したらいいか?そんなことを教えてくれる一冊です。

 

私の尊敬する柴田元幸さんが帯で言っているように、みっちり濃厚に勉強できます!

 

この本、とても人気みたいで続編も出てるようなので、全部やり終えたころにまたレビューできればと思っています★